印刷費を安くするには?印刷会社が教えるコストダウンのポイント

印刷物のコストを下げる方法とは?「総コスト削減」と「単価削減」の違いを解説

チラシやパンフレット、冊子、封筒などの印刷物を発注する際、「できるだけ印刷費を抑えたい」と考える方は多いでしょう。
印刷コストを削減する方法は、大きく「総コストを下げる方法」と「1部あたりの単価を下げる方法」の2つに分けられます。この違いを理解することで、目的や予算に合わせた最適な発注方法を選べます。

総コスト削減
発注金額そのものを下げる方法です。例えば、10万円の印刷物を8万円に抑えることができれば、総コスト削減になります。

単価削減

1部あたり、または1冊あたりの価格を下げる方法です。
例えば1,000部で1部100円だったものを5,000部印刷して1部60円にできれば単価は下がります。ただし、発注総額は高くなる場合があります。

方法 総コスト削減 単価削減
部数を減らす ×
部数を増やす ×
色数を減らす
サイズを小さくする
紙を変更する
加工を減らす
ページ数を減らす

印刷物の用途や配布方法によって最適な仕様は異なります。予算内で効果的な印刷物を作るためには、コスト削減と品質のバランスを考えることが重要です。
「どこを見直せばコストを下げられるか分からない」という場合は、ご相談ください。用途や予算に合わせて、最適な仕様をご提案いたします。

1. 部数を減らして印刷費を抑える

もっとも分かりやすい方法が発注部数の見直しです。

必要以上に印刷すると在庫が増え、保管スペースや廃棄コストも発生します。実際に必要な数量を把握し、適正部数で発注することで総コストを削減できます。

ただし、印刷は部数が増えるほど単価が下がるため、1部あたりの価格は高くなる傾向があります。

2. 部数を増やして単価を下げる

印刷では製版費や機械の準備費用などの固定費が発生します。

そのため部数を増やすことで固定費を分散でき、1部あたりの単価を抑えられます。

長期間使用するチラシや封筒などは、まとめて印刷したほうが結果的にお得になる場合があります。ただし保管スペースやデザイン変更の予定も考慮して判断しましょう。

3. 色数を減らして印刷コストを削減する

フルカラー印刷から2色印刷やモノクロ印刷へ変更することで費用を抑えられます。

社内資料や案内文書など、色の再現性が重要でない印刷物では特に効果的です。

また、フルカラー印刷や特色印刷を使用している場合は、本当に必要かどうかを見直すこともコストダウンにつながります。

4. サイズを小さくする

A4サイズをA5サイズへ変更するなど、印刷面積を小さくすることで用紙使用量を削減できます。
ただし、印刷機の面付けや用紙の取り方によっては、期待するほど価格差が出ない場合もあります。
保管性や読みやすさ、使い勝手も考慮して選びましょう。

5. 用紙を見直す

用紙の種類によって印刷費は大きく変わります。

例えば、

・高級紙から標準紙へ変更する
・厚紙から適切な厚みの紙へ変更する
・特殊紙から一般紙へ変更する
といった方法でコストを削減できる場合があります。
ただし、極端に薄い紙は別の加工や対応が必要となり、かえって費用が高くなることもあります。

6. 加工内容を見直す

印刷後の加工にはさまざまな種類があります。

・ナンバー入れ
・箔押し
・エンボス加工
・型抜き加工
・PP加工

これらの加工は印刷物の付加価値を高めますが、その分コストも増加します。
商品の魅力やブランドイメージとのバランスを考えながら、本当に必要な加工だけを残すことで費用を抑えられます。

7. ページ数を減らす

冊子やパンフレットでは、ページ数の削減が大きなコストダウンにつながります。

内容を整理し、重複した説明や不要な情報を省くことで、紙代や製本費を削減できます。

また、読みやすさの向上にもつながるため、一石二鳥の方法といえるでしょう。

まとめ

印刷費を安くする方法はひとつではありません。
部数、色数、サイズ、用紙、加工、ページ数などを見直すことで、印刷コストを削減できる可能性があります

ただし、価格だけを優先すると印刷物本来の目的や効果が損なわれることもあります。大切なのは、予算と品質のバランスを取りながら最適な仕様を選ぶことです。

「どこを見直せば印刷費を削減できるか分からない」という場合は、印刷会社へ相談するのがおすすめです。用途や配布方法に合わせて、無駄のない仕様をご提案いたします。