端紙(余り紙)とは
印刷会社では、お客様の要望に応じて日々様々な用紙を取り扱っています。印刷の工程において用紙の端や余った部分が発生し、その多くはリサイクル用の資源ごみとして処分する事になります。
一般的にこの余った紙を"端紙"と呼び、ごみとして処分するのではなく、少量ずつ販売したり、新たな付加価値をつけてアップサイクルに生かす動きが年々高まっています。
【まとめて購入した用紙】
印刷や後加工においては、指定数量に対し調整の為の"予備紙"が必要となり、少し多めに用紙を準備する必要があります。また半端な数量よりも包装単位で紙を購入する事も多く、結果として余り紙が発生します。
【仕上げた後の余り部分】
印刷では余白の無いデザインも多く、大き目の紙に仕上げサイズより一回り大きく印刷し、印刷後に指定のサイズに仕上げる事がほとんどとなります。
この為、仕上げた後に余った紙が発生します。
【面付印刷による余り】
印刷会社では面付:めんつけ(1枚の用紙に複数の印刷データを配置)して印刷し、仕上げサイズに断裁加工します。この面付により余った用紙が発生することがあります。
端紙の活用・アレンジの例
ぽち袋
リーフレット等に使用した特殊紙・ファンシー用紙の余り紙をポチ袋に加工しました。派手すぎない用紙柄が使い勝手の良さに繋がります。
紙製クリアファイル
冊子の表紙や、お品書きに使用した厚手の色紙を紙製のクリアファイルに転用しました。
プラスチックに比べ環境にやさしいアイテムです。
一筆箋
招待状・席次などのブライダル関連の用紙を和風テイストの一筆箋にアップサイクルしました。
風合い、書き味も良好です。
リングメモ
厚手の色味の強い紙を表紙、名刺用紙を本文に活用したリングメモです。
紙に詳しい印刷屋ならではの組み合わせです。